金沢・高岡の歴史地区

金沢城
図

近世日本での街並みの代表例

江戸時代、加賀藩に属していた金沢と高岡の両都市は、それぞれ城下町と商工業都市として発展しました。 これら両都市の街並みは現在でも当時の姿をとどめており、まさに近世日本に整備された都市景観の代表例です。

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図1
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藩の大名による政治の代表例

金沢と高岡の町は、加賀藩前田家によって指揮・整備されたものです。前田家ゆかりの文化財も豊富に残っており、 江戸時代の大名による藩政治などを今に伝える見本となっています。

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近世の文化芸術を育んだ景観

金沢と高岡は藩の政策により文化芸術も盛んでした。生み出された工芸品などは国外の万国博覧会にも出品されるほどの品質を誇りました。

図9

構成遺産

全部で18の文化財を選んでいます。

  資産名 種別
1 金沢城跡
2 高岡城跡
3 兼六園 大名庭園
4 成巽閣 大名庭園/前田家関連遺産
5 加賀藩主前田家墓所 前田家関連遺産
6 加賀藩主前田家墓所 前田家関連遺産
7 瑞龍寺 前田家関連遺産/寺院
8 辰巳用水 城下町の景観/用水路
9 長町武家屋敷跡 城下町の景観/武家町
10 東山ひがし 城下町の景観/茶屋町
11 主計町 城下町の景観/茶屋町
12 卯辰山麓 城下町の景観/寺町
13 寺町台 城下町の景観/寺町
14 金沢の文化的景観 城下町の景観
15 山町筋 商工業都市の景観/商家町
16 金屋町 商工業都市の景観/鋳物師町
17 吉久 商工業都市の景観/在郷町
18 勝興寺 商工業都市の景観/寺院

ギャラリー(クリックすると拡大します)

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1:金沢城跡

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3:兼六園

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5:加賀藩主前田家墓所

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7:瑞龍寺

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9:長町武家屋敷

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10:東山ひがし

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11:主計町

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12:卯辰山麓

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15:山町筋

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16:金屋町

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17:吉久

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18:勝興寺

似ている世界遺産

ウィーン

ウィーンの歴史地区(オーストリア)

ヨーロッパの中心的存在だったハプスブルク家の王都として発展した歴史都市です。 国立歌劇場や市庁舎などを中心とする19世紀頃の面影を伝える歴史地区や、 16世紀に活躍したモーツァルトやベートーヴェンなどの影響から ヨーロッパの音楽・芸術文化の中心地として発展した点も評価されています。

サナア

サナアの旧市街(イエメン)

中世アラビア都市の面影を色濃く残す城塞都市です。地震が少ないことや鎖国政策だったことから、 現在でも100を超えるモスクと64のミナレット(塔)、6000棟以上に上る高層住宅、 スーク(市場)などが中世のまま残されています。

平遥

平遥の古代都市(中国)

紀元前に築かれた城壁の中に、明王朝から清王朝時代にかけての街路や役所、商店、 民家などが往時の姿をとどめています。この時代に中国各地に築かれた県城の原型が 残っている点も、金沢・高岡と似ています!

イラスト・イメージ図

作成者より

実は、この金沢と高岡の両都市は、それぞれの街が世界遺産を目指しているんです

ただ、一個人としては、二つの街が揃えば「加賀藩について」といった 重要な情報も伝えられるのに~

って、思っちゃうんですよね。

世界から見れば県とか市とかは狭いコミュニティですし。

とは言っても、このサイトはあくまでも想像です!

意味のない意見をここで書いても問題ないですよね?

ただ、世界を見渡しても木で出来た歴史地区ってほぼ無いんです。 やっぱり燃えやすいとか、いろんな理由があると思います。 だからこそ、「木」で出来た歴史地区が残っていることに大きな価値があります。 その中でも特に情報量が多い街が、金沢と高岡です。 そんな「木」で出来た歴史地区の景観を、豊富な情報量で世界遺産として後世に残すことは、 すごく意味があることだと私は思っています!

参考文献・サイトリスト

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