なぜ世界遺産なのか
「日本を代表する城郭」
姫路城は、17世紀初頭に整えられた 日本の城郭建築を代表する存在です。
天守や櫓、門、土塀などがまとまって残り、 江戸時代の城郭がどのような姿をしていたのかを 今に伝えています。
最高傑作のひとつ。
「美しさと軍事機能」
姫路城は、白漆喰の美しい外観だけでなく、 敵の侵入を防ぐための複雑な曲輪や門、通路などを備えています。
城としての防御機能と、建築としての美しさが 一体となっていることが大きな特徴です。
同時に「守るための城」だった。
「奇跡的に残った城」
姫路城は戦災や大規模な火災を免れ、 江戸時代の姿を伝える貴重な城郭として残されています。
日本の城郭の多くが失われていく中で、 建築群と城郭全体の構成が良好に保存されていることも、 世界的な価値につながっています。
これほど完整に伝える場所は少ない。
構成資産
登録基準
世界遺産には、それぞれ「なぜ世界遺産なのか」を示す登録基準があります。 ここでは、姫路城が、どの基準でその価値を認められているのかを見ていきます。
建築・芸術の傑作
機能と美しさを兼ね備えた、木造建築の傑作
姫路城は、白漆喰で統一された優美な外観と、 建物群や幾重にも重なる屋根が生み出す造形美を備えた、 日本を代表する木造建築の傑作である。
城郭建築の完成形
日本の城郭建築が到達した高度な防御と構造の完成形
天守群を中心に、櫓や門、土塀、石垣などが一体となって残り、 複雑な防御施設を備えた17世紀初頭の日本の城郭建築を 完全に近い形で伝えている。