なぜ世界遺産なのか
「日本人が祈りを捧げた山」
富士山は、古くからその美しい姿と 噴火を繰り返す姿から、神聖な山として 人々の信仰を集めてきました。
山そのものを神聖な存在とする信仰や、 富士山への登拝を行う富士講などが発展し、 富士山は日本を代表する信仰の対象となりました。
登って祈る山へ。
「日本を代表する芸術の山」
富士山は、その姿の美しさから 古代から文学や絵画などの題材として 繰り返し表現されてきました。
とりわけ葛飾北斎らの浮世絵に描かれた富士山は、 日本国内だけでなく海外の芸術家にも大きな影響を与え、 日本文化を象徴する存在となっていきました。
日本人が描き続けてきた山だった。
構成資産
登録基準
世界遺産には、それぞれ「なぜ世界遺産なのか」を示す登録基準があります。 ここでは、富士山が、どの基準でその価値を認められているのかを見ていきます。
山岳信仰の伝統
古代から続く、富士山を神聖な山とする信仰の証拠
富士山は古くから神々や仏が宿る山として崇められ、 登拝や山麓の聖地への巡礼など、独自の富士山信仰が育まれてきた。 その伝統は現在まで受け継がれている。
芸術の源泉
日本を象徴する姿として、世界の芸術に影響を与えた山
富士山は古くから文学や絵画の題材となり、 特に葛飾北斎や歌川広重の浮世絵は、その姿を世界に広めるとともに、 19世紀以降の西洋美術にも大きな影響を与えた。