なぜ世界遺産なのか
「新しい時代の建築」
ル・コルビュジエは、従来の様式にとらわれず、 鉄筋コンクリートなどの新しい技術を活用して、 20世紀の社会にふさわしい建築を追求しました。
ピロティや屋上庭園、自由な平面、 横長の窓、自由なファサードなど、 新しい建築の考え方は世界各地へ広がり、 近代建築の発展に大きな影響を与えました。
「建築そのものの考え方」を変えた。
「日本にやってきた近代建築」
国立西洋美術館本館は、 ル・コルビュジエが構想した 「無限成長美術館」の考え方をもとに、 1959年に東京で完成しました。
ピロティやスロープ、螺旋状の展示空間など、 ル・コルビュジエの理念を実際の美術館として 体験できる建築です。
日本の美術館として実現した。
構成資産
登録基準
世界遺産には、それぞれ「なぜ世界遺産なのか」を示す登録基準があります。 ここでは、ル・コルビュジエの建築作品が、どの基準でその価値を認められているのかを見ていきます。
近代建築の傑作
20世紀の建築と社会の課題に新たな答えを示した傑作群
ル・コルビュジエの建築作品は、鉄筋コンクリートや自由な平面などの新しい技術を用い、 20世紀の社会が求めた住宅や公共空間のあり方に革新的な答えを示した。 17の構成資産は、その創造的才能を代表する建築作品である。
世界的な建築革新
新しい建築の言語を生み、世界の近代建築へ広がった思想
ル・コルビュジエは、過去の建築様式から離れた新しい建築の言語を生み出し、 ピュリスムやブルータリズムなどの潮流を発展させた。 その思想と作品は、20世紀を通じて世界各地の建築に大きな影響を与えた。
近代建築思想との関連
建築を通じて、現代社会の暮らしと人間のあり方を問い直した思想
ル・コルビュジエの作品は、近代建築運動の理念を具体的な建築として表現し、 建築技術の近代化や標準化、個人と社会の調和など、 現代人の生活をめぐる新たな考え方を世界に広めた。