なぜ世界遺産なのか
「雪深い山里の暮らし」
白川郷と五箇山には、周囲を山々に囲まれた 豪雪地帯ならではの生活文化が残されています。
冬の厳しい環境の中で、人々は自然条件に合わせながら 独自の住まいや集落をつくり上げてきました。
独自の暮らしを生み出した。
「雪に適応した合掌造り」
急勾配の茅葺き屋根を持つ合掌造りは、 大量の雪を落としやすくするために生まれた この地域独特の建築です。
屋根裏では養蚕などの生業も行われ、 一つの建物が生活と仕事の場として 使われていました。
山間地の知恵。
「今も残る集落のかたち」
合掌造りの家屋だけでなく、 水田や周囲の森林、水路などを含めた 集落全体の景観が残されています。
住民が暮らしながら文化財を守る取り組みも続けられ、 昔の生活と地域社会とのつながりを 今に伝えています。
暮らしそのものが残っている。
構成資産
登録基準
世界遺産には、それぞれ「なぜ世界遺産なのか」を示す登録基準があります。 ここでは、白川郷と五箇山が、どの基準でその価値を認められているのかを見ていきます。
環境に適応した建築
豪雪地帯の暮らしから生まれた独特の合掌造り集落
急勾配の茅葺き屋根を持つ合掌造り家屋は、豪雪に耐えるとともに、 屋根裏を養蚕の場として活用するなど、厳しい自然環境と生活に適応した 独自の建築と集落景観を形成している。
伝統的な暮らしと景観
自然と共生する暮らしと社会の仕組みを伝える集落
合掌造りの家屋だけでなく、農地や森林、道路、水路などが一体となり、 住民同士の相互扶助によって維持されてきた伝統的な生活と社会構造を、 集落全体の景観として今に伝えている。