~既存の世界遺産紹介~

知床

流氷が育む、生命の大自然

オオワシ 知床五湖 シャチ ヒグマ

基本情報

🧭所在地 北海道

⏳時代—

📘構成資産 流氷の海、原生林、湖沼、火山が連なる半島

キーワード

知床半島 オホーツク海 流氷 食物連鎖 海洋生態系と陸上生態系の結合 ヒグマ シャチ オオワシ シマフクロウ 知床連山 知床五湖

価値

流氷が育む海と陸の豊かな生態系と生物多様性

なぜ世界遺産なのか

冬の知床半島沿岸を覆う流氷

「流氷が育む、豊かな海」

オホーツク海に面する知床には、北半球で最も低緯度に 季節海氷が形成される海域が広がっています。

流氷ができる過程では、海水の循環によって 海底付近の栄養分が表層へ運ばれます。 春になると植物プランクトンが増殖し、 豊かな海の生態系を支える食物連鎖が始まります。

流氷がもたらす、生命の源となる栄養分。
それが知床の豊かな海を育んでいる。
知床の川を遡上するサケと森の生態系

「海から川、そして森へつながる生命」

海で育ったサケの仲間は、産卵のために川を遡上します。 その魚たちは、ヒグマやシマフクロウなど、 森や川に暮らす動物たちの重要な食料となります。

魚を通じて海の栄養が陸へ運ばれ、 残された魚や動物の排せつ物なども、 やがて森の土壌を豊かにします。 知床では、海・川・森が一つの生態系として結びついています。

海の恵みが川を遡り、森の生命を支える。
知床では、海と陸の生態系がつながっている。
知床に生息する野生動物と豊かな自然環境

「北と南の生き物が共存する場所」

知床には、地理的な位置や多様な自然環境を背景に、 北方系と南方系の動植物が共存しています。

世界有数の高密度で生息するヒグマをはじめ、 希少なシマフクロウやオオワシ、 知床の名を冠する固有植物シレトコスミレなど、 多様な生き物がこの地域をすみかとしています。

北と南の自然が出会い、多様な生命が息づく。
知床は、生物多様性を守るうえで重要な場所。

構成資産

知床

知床

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登録基準

世界遺産には、それぞれ「なぜ世界遺産なのか」を示す登録基準があります。 ここでは、知床が、どの基準でその価値を認められているのかを見ていきます。

Ⅸ

海と陸がつながる生態系

流氷がもたらす恵みから始まる、海・川・森の豊かなつながり

知床では、季節的に訪れる流氷が豊かな海の生産力を支え、 魚類や海鳥、海棲哺乳類など多様な生物の生息を可能にしています。 海から川、森林へとつながる生態系の中で、 生物や栄養分が循環する仕組みは、世界的にも重要な自然の過程を示しています。

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希少な生物の生息地

絶滅のおそれがある種を含む、多様な野生生物を支える自然環境

知床には、シマフクロウやオオワシ、オジロワシなどの鳥類や、 ヒグマをはじめとする多様な野生動物が生息しています。 海洋から森林まで連続する環境は、多くの生物に重要な生息地を提供し、 生物多様性の保全において世界的に重要な役割を果たしています。

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